梅シロップの作り方 青梅と完熟梅どちらがいい?砂糖は何を?酢は必要?
暑い夏を乗り切るために、
自分で梅シロップを作ってみたい!
そう思ってはいるが…
梅は青い梅と黄色い梅があるけど、
青い梅じゃないといけないの?
砂糖も氷砂糖じゃないといけない?
酢を入れるものと入れないもの、
どっちがどう違うの?
初めてとなると、いろんな疑問が湧いてきますよね。
というわけで今回は、初めて梅シロップを作る方のために、
梅シロップに使う梅は、
青梅と完熟した黄色い梅のどちらを使うべきなのか、
砂糖はどんなものを使うべきか、酢は必要なのか・・・?
これらについて書いていきたいと思います!
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梅シロップの作り方
まずは、一般的な梅シロップの作り方(梅1kgの場合)ですが、用意するものは…
・4L前後の瓶
・青梅1kg
・氷砂糖1kg
・つまようじ、または竹串
そして、梅シロップを作る前に瓶を煮沸消毒、
または、洗ってきちんと乾かしてから、
消毒用のアルコールやホワイトリカーで拭いて消毒しておきます。
ではここから、梅シロップの作り方にいきたいと思います。
~作り方~
1.梅を水で、ていねいに優しく洗い、
水に2時間ほど浸けてアク抜きをします。
2.梅をザルにあげて、自然に乾燥させるか、
キッチンペーパーや布巾で、一つずつ傷をつけないように水気を拭き取ります。
3.つまようじや竹串を使って、梅のヘタを取っていくのですが、
梅に傷をつけないように気をつけてくださいね。
4.消毒した瓶に、まずは氷砂糖、その上に梅、
さらにその上に氷砂糖、その上に梅、というふうに交互につめていきます。
そして最後、氷砂糖で梅を覆うようにつめたら、蓋を閉めます。
5.瓶は冷暗所で保存しますが、毎日確認し、
梅のエキスが出てきたら、瓶をゆすったりして、
梅が常に濡れている状態にしておきます。
上記の⑤を毎日続けていくと、だいたい10日程(あくまでも目安)で、
梅がしわくちゃになって、梅の色も変わってきますし、
砂糖も溶けてしまいます。
梅がしわくちゃ(梅のエキスが出た証拠)になり、
砂糖が溶けてしまえば、梅シロップのできあがりです。

瓶から梅の実を取り出して、残った梅シロップは、
清潔な別の容器に移し替えて、そのまま冷蔵庫に入れて保存するか、
または、鍋で15分ほど加熱殺菌してから、冷蔵庫で保存します。
夏の間に飲みきれる場合は、そのままでいいですし、
きちんと殺菌して、できるだけ長く保存したい方は加熱してください。
加熱殺菌する際は、梅の酸で傷まない鍋を使い、
アクが出てくるので、アクを取りながら加熱します。
もし耐熱の瓶があれば、その中にシロップを入れて、
瓶ごと加熱してもいいですね。
どんな鍋がいいかは、こちらを参考にしてください。
~梅シロップ後の梅ジャムの作り方で鍋は何を使う?砂糖の量の目安は?~
梅を取り出す目安は、だいたい10日~14日ぐらいですが、
もし、梅はしわくちゃで色も変わっているのに、
砂糖が溶けきっていない場合は、梅の実だけを取り出し、
シロップはそのままにして、砂糖が溶けてしまうのを待つようにしてください。
梅を入れたままにしておくと、
いずれ発酵して、梅シロップとして飲めなくなってしまうので、
梅の色が変わり、しわくちゃになったら、梅を取り出してくださいね。
そして取り出した梅ですが、
一見、硬くて食べられなさそうですが、
実はいろんな料理やお菓子などにも使えるので、捨てないでくださいね。
梅の実の活用法は、こちらをどうぞ!
~梅シロップから出した梅の実は保存できる?活用できる料理は何がある?~
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梅シロップは青梅と完熟梅のどちらがいいの?
梅シロップを作る場合、青梅で作られることが多いですが、必ずしも、青梅で作らなければいけないわけではありません。
完熟した黄色い梅でも作ることができます。
じゃあ一体何が変わってくるのか…
まず青梅で作る場合ですが、
・できあがったときの梅シロップの量が多い
・キリッとした酸味のあるシロップになる
・アク抜きをする必要がある
・キリッとした酸味のあるシロップになる
・アク抜きをする必要がある
青梅は完熟梅に比べて、エキスとなる成分が多いため、
多くのシロップを作ることができます。
なので、なるべく多く風味の良いシロップを作りたいなら、
大粒で肉厚のあるものを選ぶといいですよ。
また、青梅で作ったシロップは酸味があり、
さっぱりとした味に仕上がります。
そして、完熟梅で作る場合ですが、
・発酵しやすい
・実が完熟しているため、潰れやすい
・香りがよく、酸味がまろやかなシロップになる
・取り出した実が柔らかいため、加工しやすい
・実が完熟しているため、潰れやすい
・香りがよく、酸味がまろやかなシロップになる
・取り出した実が柔らかいため、加工しやすい
青梅に比べ、発酵しやすいので、
漬けておく間は、特に注意が必要になります。
また砂糖を溶かすために、 毎日降ったり混ぜたりしていると、
実が柔らかいため、潰れてシロップが濁りやすくなります。
味は青梅と違って、
酸味がまろやかでフルーティーなシロップができますし、
エキスが出た後の梅の実は柔らかいので、
比較的ジャムなどが作りやすくなります。
青梅と完熟梅にはそれぞれの違いがありますが、
なるべく失敗したくない、または、
夏バテ予防として、キリッとした味わいの梅シロップがいいという方は、
青梅で作ることをおすすめします。
逆に、フルーティな梅シロップだったり、
取り出した梅の実でも楽しみたい、という方は完熟梅をおすすめします。
もし、両方を合わせた梅シロップを作りたい・・・
そんな方は、青梅を購入して、数日置いてみてください。
少しずつ黄色くなってくるので、
その梅を使って作れば、酸味のあるフルーティーなシロップができますよ!
ちなみに、完熟梅で作る場合、
失敗を減らすためにも、氷砂糖を使うより、
白砂糖やグラニュー糖などの溶けやすいものの方がいいですよ。
梅シロップの作り方で砂糖は何を使うべき?
梅シロップ作りで使われる砂糖で、一番多いのは氷砂糖ですが、それ以外の砂糖を使ってもおいしい梅シロップを作ることができます。
むしろ氷砂糖だけでなく、状況に応じて砂糖を使い分けることで、
失敗を防ぐこともできますし、手間を減らすことにもつながります。
なので、砂糖もどれを使おうか悩んでいるのなら、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
もし、味を重視するのであれば、
一番多い氷砂糖、もしくは白砂糖を使うことで、
梅本来の味と香りが楽しめる梅シロップをつくることができます。
氷砂糖を使うなら、溶けきるまでに毎日瓶をゆすったり、傾けたりして、
なるべく早く溶かすことが必要になってきます。
あまり長いこと漬けていると、
発酵したり、カビが生えてきたりと失敗するリスクも高くなりますので・・・。
その点白砂糖なら、氷砂糖に比べて溶けやすいので、
早く梅シロップを作ることができ、失敗のリスクも減らせます。
溶けやすく、早めに作れるという点では、
グラニュー糖やきび砂糖、三温糖などでも変わりはないので、
なるべく手間をかけずに作りたい方は、これらの砂糖を使ってもいいですね。
どの砂糖を使うかは人それぞれになりますが、
味を重視するのなら、氷砂糖か白砂糖がおすすめです。
味は別に気にしないし、砂糖もどれでもいいや・・・
こんな方は、家にある砂糖を使ってもいいですし、
初めてだから手軽に・・・
こんな方は溶けやすい、白砂糖、グラニュー糖などの砂糖がおすすめです。
梅シロップの作り方で酢は必要?
梅シロップの作り方を調べると、酢を入れて作るものも多いですが、酢を入れるのは、発酵を抑える為です。
なので、発酵を抑えられるものであれば、
酢じゃなくても、お酒やクエン酸でも問題はありません。
また、先に梅を凍らせてから作るという方法もありますので、
必ずしも酢を入れて作る必要はないんです。
ですが、失敗をしないためには、やはり入れた方が安心できますよ。
ただ、入れすぎると酢の味がしますので、
気になる方は、酢の量を少しにしたり、
フルーティで梅と相性のいい、りんご酢を使うといいですよ。
酢の量を気にするなら、始めに紹介した梅1kgのレシピに対して、
酢を150cc~200ccぐらいにしてみてください。
そして入れるタイミングですが、
瓶に梅と砂糖を全てつめてから最後に、酢を砂糖の上から全体に、
回しかけるように入れてください。
まとめ
自分だけの手作り梅シロップで、今年の夏を乗り切ってくださいね。おいしい梅シロップを飲めば、また来年も作りたくなること間違いなしですよ!
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